薬害肝炎訴訟

薬害肝炎訴訟で、大阪地裁は和解を勧告しました。

東京など他の４ヶ所での訴訟にも影響するだろうとのこと。
国は、あれだけ書類を隠し、嘘をついて、原告や国民をだましてきて
ようやく、という感じですが。

薬害肝炎訴訟で和解勧告　大阪高裁（東京新聞 11月7日 14時21分）
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007110701000334.html

薬害エイズ訴訟では、菅直人さんが厚生大臣の時に
初めて国の責任を認めて謝罪しました。

あの時、原告のひとりとして戦っていた川田龍平さんは
いまは国会議員となり、環境問題などにも熱心に取り組んでいます。
あの頃、今の年齢の元気な川田さんを想像することなど出来なかったので
国会の委員会で質問に立つ川田さんの姿などを見ると、
感慨深く、自分もしっかり生きねばと思ってしまいます。
（川田龍平を応援する会　http://ryuheikawada.jp/）

その間これだけ時間があったのに、厚労省はまったく変わらなかったということ。
川田さんが生きてきた時間と、なんという違いでしょう。
今度こそ、きっちり対応して、今後二度と同じことを繰り返さないでもらいたいです。


東京地裁では「混合診療」が違法であるという判決が出されました。

混合診療訴訟：全額自己負担は違法　東京地裁で国側敗訴(毎日新聞　11月7日21時17分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20071108k0000m040091000c.html

福田さんが首相として、国の責任を認める発言をしたり、
桝添さんが厚労大臣になり、国民の立場に立って積極的に動いていることが、
判決にも影響しているのかもしれませんね。

良くも悪くも行政寄りということなら（もちろん本来は三権分立のはずですが）
国のトップに立つ政治家の影響は、やはり大きいですね。


舛添厚労相が原告と初面会＝「全力挙げる」と解決誓う－薬害Ｃ型肝炎訴訟（時事ドットコム　11/07-22:47）
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007110701060
自己負担は月１、３、５万　肝炎治療助成を３段階で（東京新聞　11月7日 20時51分）
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007110701000552.html
舛添厚労相「Ｃ型肝炎検診、年明けにも無料化」・全国で１年程度(日経ネット　11月7日11:57)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071106AT1G0600M06112007.html
舛添厚労相「肝炎訴訟、大阪高裁の和解勧告に期待」（日経ネット　11月２日）
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071103AT1G0202R02112007.html