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「ベーシックインカムの実現可能性とその根拠~前編~」 [ベーシックインカム]

下の記事は、「ベーシックインカム・実現を探る会 
BIメールニュースNo.086 2011.2.19発行」からの転載です。

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【1】ベーシックインカムの実現可能性とその根拠~前編~
                             さとうしゅういち
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 もはや、ベーシックインカムを導入し、教育は完全に無償化してしまえばよい。
それくらいのほうが中途半端に「子ども手当満額支給」をめざしたりするより、却って政治的にも実現性があるのではないか。そのように最近では考えています。

 というのも、ここ数年、無条件に個人に一定の所得を保障するという、ベーシックインカム(基礎的所得保障)の議論がいろいろな人から出ているからです。

長野県中川村の曽我逸郎村長
http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/intro/v_chief/026_20080604b.html

新自由主義の代名詞だったホリエモンこと堀江貴文氏
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10178349619.html

 立場は違いますが、様々な人がそれぞれ狙いは違えど、ベーシックインカムを唱え出している。逆にいえば、それだけ、今までの社会保障制度が機能不全になっている。さらに、デフレが深刻になっている証左です。

 わたくし、さとうしゅういちは、(生存ユニオン広島としても)当面は一人年間百万円の政府紙幣を財源とするお金を給付するという案を提案しています。これは、昨年の「自由と生存のメーデー」で、「定額給付金百万円よこせ」というコールがあったことも念頭に置いています。

 また、「政府紙幣発行党」では、政府が日銀に通貨発行権を500兆円で販売。一人120万円を5年間給付する案を出しています。
http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/text/touinbosyu-21.5.3.htm

 将来的には、もちろん、社会保障や税制を再整備することが必要です。このあたりは、田中康夫さんが指摘しており、国民新党(亀井静香さん)と共同で八月二十日、政府・民主党に提言しています。

「元気の出る日本再生」「二番底を防ぐ緊急処方箋」を内閣総理大臣へ提言!
http://www.nippon-dream.com/?p=665#more-665

 上記の要請書では、ベーシック・インカムの導入や「無利子・非課税国債」の発行、「休眠口座」預貯金の活用にも言及しています。

 それにしても、こういったベーシックインカムを求める動きが出てくる根拠は何か。それは、日本的開発独裁の終焉という点に根拠があるのではないかと思うのです。
(この稿続く)


<さとうしゅういち氏 プロフィール>
「政争より県民の生活が第一。『わたしたちでつくる』日本、そして広島県。あなたにもいきる権利がある。」を信条に広島県で活動している。

人気ブログ「広島瀬戸内新聞主幹」
http://hiroseto.exblog.jp/

ツイッター
http://twitter.com/hiroseto

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